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ディアファミリー実話の結末は?モデルの娘はラストどうなった?

ディアファミリー実話の結末は?モデルの娘はラストどうなった?

今回は「ディアファミリー実話の結末は?モデルの娘はラストどうなった?」についてお伝えします。

映画『ディア・ファミリー』が2024年6月14日に公開されます。

この映画は実話に基づいてつくられており原作は『アトムの心臓』です。

医療の素人である主人公が、娘のためにどんな挑戦に挑んだのでしょうか。

また娘は、父が挑んだ挑戦により助かったのでしょうか。

この記事では

  • ディアファミリー実話の結末は?
  • モデルの娘はラストどうなった?
  • 原作と映画の違いは?

についてお伝えいたします!

 

ディアファミリー実話の結末は?

ディアファミリーの実話の原作となった『アトムの心臓』のあらすじや結末をみていきます。

 

ディアファミリー実話の元ネタは「アトムの心臓」

原作『アトムの心臓』では、筒井宣政さんが娘・佳美さんを助けたい一心で、人口心臓開発に挑戦する努力と執念が描かれています。

私も原作を読みましたが、映画の印象とはちがい事実が淡々と語られていましたよ。

◆書誌情報
書名:『アトムの心臓 「ディア・ファミリー」23年間の記録』
著者:清武英利
発売:2024年4月9日
定価:770円(税込)
ページ数:240頁

 

ディアファミリー実話のあらすじネタバレ

1970年代、心臓病は日本人にとって致命的な病でした

当時の技術では、こどもは9歳になるまで正確な診断ができず、父・宣政がやっとの思いで受けた最終診断は次女・佳美の「余命10年」。

手術のために貯めていた費用の使い道について主治医から受けたアドバイス「人工心臓の研究をしてみては?」という一言で人生がかわります。

小さな町工場を経営する父・宣政は医療には全くでズブの素人でしたが、「俺が人工心臓を作ってやる」と37歳のときに立ち上ります。

限りなく不可能に近い道のりですが「ただ娘の命を救いたい」という一心で人工心臓の勉強に励むのです

勉強だけでなく、研究、有識者の援助、資金調達など開発にとてつもない時間を費用を費やします。

始めは「素人にできるはずがない」とあらゆる人に断られますが、その諦めない姿に、一人また一人と協力者が現れます

そんな中でも、国や公的機関から研究助成金が受けられるように、昭和56年に株式会社東海メディカルプロダクツも設立しました。(現会長)

毎日研究開発にあけくれながらも、佳美の命のタイムリミットは刻一刻と迫っていきます―。

挑戦がすごすぎる。フィクションならありそうだけど、実話だから驚き

 

ディアファミリー実話の結末

父・宣政さんは人工心臓をつくることができず、佳美さんを助けることはできませんでした

残念ながら、人工心臓は成功しなかったのです。

人工心臓は動物実験するところまでこぎつけましたが、人間に使用するにはそれまでの10倍以上の資金と人材が必要とわかり断念 引用元:東海メディカルプロダクツ

ですが別の道で成功をおさめます!

それは日本人向けの国産バルーンカテーテル(IABP)の開発です。

当時はアメリカ製しかなく日本人にはサイズが合わないため合併症をおこしていました。

人工心臓開発で培ったノウハウを活かして、努力に努力を重ねて国産初のバルーンカテーテルを開発したんですね!

IABPバルーンカテーテルとは先端が風船状になり、血管などの内部で膨らませることにより、治療や処置に役立つ。大動脈内バルーンパンピング。

 

ディアファミリー実話モデルの娘はラストどうなった?

ここまでお読みいただいた方はお分かりでしょうが、宣政さんの娘・佳美さんは、生き延びることができませんでした。

平成3年12月に亡くなっています

何歳まで生きたのか分かりませんでしたが、原作本のタイトルが『アトムの心臓 23年間の記録』でしたので、23歳なのかも?

 

ディアファミリー実話の娘の最期

宣政さんが開発したバルーンカテーテルが世に出回ったのが、平成元年12月。

佳美さんは「これでまた一人の命を救うことができたね」と自分のことのように喜んだそうです!

その3年後に旅立ちました。

人工心臓の開発が成功しなかったとはいえ、自分のために、ひいては未来のこどもたちのために、8年の歳月と8億円の費用を投じた宜政さんの挑戦を近くでみてきたんですね。

佳美さんは父・宣政さんのことをとても誇らしく思ったのではないでしょうか。

 

ディアファミリー実話モデルの現在

ディアファミリーの実話のモデルとなった筒井宣政さんは、現在「東海メディカルプロダクツ」の会長をつとめています。

「娘のため」に始めた研究が、「患者さんのため」に変わり、そして現在は創業の精神・企業理念の「一人でも多くの生命を救いたい」という言葉のもと活動してらっしゃいます。

 

ディアファミリー原作と映画の違い

原作には記者(有村架純さん役)の話は登場しない。

著者・清武英利さんのコメントの中で

監督が映画『ディア・ファミリー』の冒頭で、有村さんを記者に配して描いたのには理由があるように思う。

(一部割愛)

研究者にそう評された努力はやがて、日本初の医療機器「IABPカテーテル」の製作につながり、約17万人の命が救われた。

その一人一人の顔を私は知らないが、原作や映画に接していただければ、有村さんを通して、明確な像が浮かび上がってくる。それは次女の代わりに救われた、17万の人々の喜びの顔ではないだろうか。 引用元:PRTIMES

有村さん演じる記者役が、視聴者に大きな気づきをあたえてくれそうですね。

またディアファミリーの実話の原作は『アトムの心臓』ですが、

『アトムの心臓』作成にむけ取材を進めている5年前の段階で、実写化の企画も始まっていました。
著者・清武英利さんが、新聞に掲載された小さな記事がきっかけで物語を知り、宜政さんに取材する日々。
そのことを知った大瀧亮さん(プロデューサー)が、映画化の準備をはじめていた東宝と手を組み、今回の映画が産まれています。
原作を完読して作った映画ではないからこそ、違いを味わえるかもしれませんね。

 

ディアファミリー実話の結末は?まとめ

この記事では「ディアファミリー実話の結末は?モデルの娘はラストどうなった?」についてお伝えしてきました。

ディアファミリー実話の結末、娘のラストは?➡佳美さんは助かりません

娘のために奮闘する宜政さんでしたが、人工心臓をつくることはできませんでした。

ですが医療界の未来に大きな一手となる、日本人向けのバルーンカテーテル(IABP)の開発に成功し、17万人もの命を救っています。

原作『アトムの心臓』は事実に忠実に、淡々とまとめられています。

そこに大泉洋さんや他キャストさんの言葉がやどることで、どんなストーリーを魅せてくれるか楽しみです。